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Episode 15

現場と経営 ― セブンイレブン2万店の教訓

12分 4チャプター 日本語
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スクリプト

Chapter 1

オープニング:社長交代に至ったギャップ

タカシ

みなさんこんにちは、タカシです。今日は「現場と経営」のギャップについてお話しします。セブン-イレブン・ジャパン、ご存じですよね。2万店を超える巨大チェーンですが、2019年に社長交代に追い込まれた。その原因が、まさに現場と経営のギャップだったんです。

ミカ

ミカです!セブンの社長交代、ニュースで見ました。24時間営業の問題ですよね。現場が疲弊してるのに、経営が気づけなかった。

タカシ

その通りです。加盟店が2万店を超える中で、経営側が現場の実情を吸い上げることができなくなっていた。現場と経営が断絶すると、こんな大企業でも揺らぐんですよ。

Chapter 2

なぜギャップが生まれるのか

タカシ

現場と経営のギャップが生まれる最大の原因は、コミュニケーションの断絶です。経営層が「なぜそうするのか」を現場に伝えない。現場が「何が起きているか」を経営に上げない。この双方向の断絶がギャップを広げます。

ミカ

でも、経営者は忙しいし、現場も日々の業務で精一杯ですよね。仕方ない部分もあるのでは?

タカシ

仕方ないで済ませるのが一番危険なんです。情報が上がってこないのは、「悪い知らせを伝えると怒られる」という恐怖があるから。経営者が聞きたくない情報こそ、最も重要な情報なんですよ。

ミカ

聞きたくない情報こそ重要…。たしかに、都合の良い情報だけ上がってきたら、正しい判断ができないですもんね。

Chapter 3

ギャップを埋める具体策

タカシ

ギャップを埋める方法をいくつかご紹介します。まず、経営方針を現場に伝える際に、必ず「なぜそうするのか」を添えること。指示だけでは人は動きません。理由がわかって初めて、自分で考えて行動できるようになる。

ミカ

「何をやるか」だけじゃなく「なぜやるか」もセットで。前にミッションの話でも出ましたね。

タカシ

繋がりますね。もう一つ有効なのが、現場を定期的に訪問すること。ただし、訪問して口を出しすぎるのは逆効果。「聞く」ことに徹する訪問が大切です。そして、経営と現場の間に立つ「結節点人材」を育てることも重要です。

ミカ

結節点人材。経営の言葉を現場に翻訳し、現場の声を経営に届ける人ですね。そういう人材って、組織にとってすごく貴重ですよね。

タカシ

非常に貴重です。ある企業では週1回30分の動画配信で、幹部がKPI進捗を現場に共有する「オンライン朝会」を実施して、ギャップの解消に成功しています。仕組みとして定期的に情報を流す。これが大事なんです。

Chapter 4

クロージング:現場の声を聞きに行こう

タカシ

今日のアクションです。月に一度、現場を訪問して直接対話する機会を作ってください。そして経営方針を伝えるときは必ず「なぜ」を添える。これだけで、現場との距離はぐっと縮まります。

ミカ

月に一度の訪問と、「なぜ」の共有。シンプルだけど、やれている会社は意外と少ないかもしれませんね。

タカシ

次回はいよいよ「経営の土台」シリーズ最終回。「撤退判断」についてお話しします。始めるより難しい「やめる」判断の話です。タカシでした。

ミカ

ミカでした!次回もお楽しみに!