スクリプト
Chapter 1 オープニング:ジョブズはApple復帰で何をしたか
みなさんこんにちは、タカシです。今日のテーマは「経営者の役割」。実はスティーブ・ジョブズがAppleに復帰したとき、最初にやったことは新製品の開発じゃなかったんです。製品ラインを大幅に整理して、たった4つのカテゴリに絞った。これが経営者の仕事なんですよ。
ミカです!4つに絞ったんですか?増やすんじゃなくて減らした。それが経営者の仕事というのは意外ですね。
そうなんです。経営者の役割は「何をやるか」だけでなく「何をやらないか」を決めること。今日はその本質について、じっくりお話ししていきましょう。
Chapter 2 経営者の3つの本質的役割
ドラッカーは「経営者は意思決定によってのみ成果に貢献できる」と言っています。経営者の本質的な役割は3つに集約されます。第一に経営戦略の策定、第二に資源配分の決定、第三に最終責任を負うことです。
戦略、資源配分、責任。えーと、普通の社員と一番違うのはどこなんですか?
一番の違いは「最終責任」ですね。社員は自分の担当領域に責任を持ちますが、経営者は会社全体の成果に対して責任を負う。うまくいかなかったとき、最後に責任を取るのは経営者なんです。だからこそ、戦略を決める権限も持っている。
なるほど。責任を取るから、方向性を決める権利がある。逆に言えば、方向性を決めるからには責任を取らなきゃいけないんですね。
まさにその通りです。そして二つ目の「資源配分」がとても重要で。ヒト・モノ・カネ・時間をどこに投下するかの判断。実は戦略とは資源配分そのものなんです。どんなに立派な計画も、資源を振り向けなければ実現しません。
Chapter 3 プレイヤーから経営者への転換
ここが経営の面白いところなんですが、多くの経営者が最初にぶつかる壁が「プレイヤーから経営者への転換」なんです。特に創業者に多い。自分で営業して、自分で開発して、自分で経理もやる。
あ、それ想像できます。最初は全部自分でやらないと回らないですもんね。でもそれだとどうなるんですか?
組織が成長するにつれて「経営する時間」がなくなるんです。日々のオペレーションに追われて、肝心の「どこへ向かうか」を考える時間がゼロになる。ドラッカーはこれを戒めて、経営者は「全体、一体性、未来にかかわる意思決定」に集中すべきだと説いています。
全体、一体性、未来。つまり、目の前の作業じゃなくて、大きな絵を描くことに時間を使えということですね。
そうです。もう一つの罠がマイクロマネジメント。すべての判断を自分で下そうとすると、組織のスピードが経営者一人のキャパシティに制限されてしまう。権限委譲ができないと、会社は経営者以上に成長できないんです。
会社は経営者以上に成長できない…。それは怖いですね。でも、任せるのも勇気がいりますよね。自分がやった方が早いし確実だと思ってしまう。
Chapter 4 クロージング:1週間のスケジュールを振り返ろう
今日のアクションをお伝えします。まず、この1週間のスケジュールを振り返って、「経営の仕事」と「プレイヤーの仕事」の比率を確認してみてください。経営者なのにプレイヤーの割合が8割を超えていたら、要注意です。
8割超えてたら危ない。わかりやすい基準ですね。「やらないことリスト」を作るっていうのも良さそう。
ぜひやってみてください。経営者の最大の仕事は、自分にしかできない判断に集中すること。それ以外は勇気を持って任せましょう。次回は「意思決定」について掘り下げます。タカシでした。
ミカでした!次回もお楽しみに!